こんばんは。させ酒店です。本日もご来店有難う御座います。
新入荷の続きをさせて頂きます。
入荷第6弾は山形県の加藤嘉八郎酒造より『大山 寒上がり芳醇辛口 特別純米酒』が入荷です。
山形県産米出羽の里を60%まで磨き、旨み系の酵母と香り系の酵母を使用し醸した酒を蔵内で低温で熟成させ香味を引き出した限定酒です。
品のある柔らかな吟香が心地よく、円やかで優しい米のスイートな甘味を感じます。
全体的には淡麗でスマートな印象、程良い酸が後キレを出すバランスに優れた酒質です。
入荷第7弾は同じく加藤嘉八郎酒造より『大山 十水 純米吟醸酒』が入荷です。
十水とは江戸後期に確立した仕込み方法で、十石の米に対して十石の水で仕込むこと。
現在より1〜2割少ない水で仕込むこの濃厚仕込みを、今風にアレンジして醸します。
従来の十水に吟醸造りをアレンジした試験醸造となります。山形県産のはえぬきを55%まで磨き山形NF-KA酵母で仕込みました。
マンゴーやピーチなどの果実や、クリーミーなニュアンスが感じられる上品な香り。
ジューシーな旨味が口の中になめらかに広がる、バランスの良い味わいに仕上がりました。通常の純米企画の十水よりもクリーンで軽いイメージです
入荷第8弾は長野県の大雪渓酒造より『大雪渓 槽場詰め 特別純米無濾過生原酒』が入荷です。
地元・安曇野産の「ひとごこち」を59%まで磨き9号酵母で醸し、若干のおりを絡ませた搾りたて生酒です。
もぎたてのバナナの様な吟醸香と、弾ける様なフレッシュ感をピチピチとしたガスがフレッシュ感を増大させます。
新酒ならではのフレッシュで引き締まった味わいに米の甘味がチラチラと顔を出すバランスに優れた酒質です。
入荷第9弾は群馬県の柳澤酒造より『結人 N&S 直汲み 純米吟醸生原酒』がより入荷です。
五百万石を55%まで磨き、超長期低温発酵で仕込み、上槽時に極力空気に触れさせずに瓶に詰めた限定酒です。
N&Sとは新酒と香り酵母特有の苦み、渋味をアルファベットにしただけで意味はありません(笑)
メロン的な瑞々しい香り、圧倒的な存在感のフルーティーでスイートな味わいときめ細やかな舌触り、
直汲みならではのピチピチとした微発泡が舌を刺激しアクセントとなります。
入荷第10弾は同じく柳澤酒造より『結人 新酒あらばしり おりがらみ純米吟醸生原酒』が入荷です。
五百万石を55%まで磨き、長期低温発酵で醸し上槽の際に最初に流れ出るあらばしりを瓶に詰めた限定酒です。
メロンや完熟バナナの様な華やかな吟醸香が心地よく、口の中にも広がります。
香りのイメージよりは少しドライなイメージ、ピチピチと微発泡の弾ける様なフレッシュな味わいを
おりがオブラート代わりになりクリーミーでボリューミーさを演出し適度な酸が後キレを出します。
入荷第11弾は福岡県の『繁桝 吟のさと 純米大吟醸生酒』が入荷です。
吟のさとを50%まで磨き9号系酵母で醸した季節限定品です。
吟の里は山田錦と西海222号を交配させて生まれた酒造好適米です。
西海222号も山田錦の子供なので色濃く山田錦の特性を引き継ぎながらも育成しやすい優れた品種です。
青りんごの様な清涼感のある爽やかな吟醸香が心地よく、適度な甘味を持つシャープでフレッシュな味わい、
酸も穏かで飲み易く、様々な和食に寄り添える食中酒タイプの酒質です。
御購読有難う御座いました。