白石酒造 混植栽培 2021年製 35度
白石酒造/鹿児島県/500ML 2461円※税込み
鹿児島芋焼酎変態3人衆筆頭の白石君の変態ぶりが顕著にわかる混植栽培です(笑)
数年前の事ですが、毎年行っていた鹿児島出張で白石酒造にお伺いし夜は白石君と飲んでいると
白石君『作為的に醸造したくないんです！』・・・・ええええええ？
日本酒でも焼酎でも原料と環境、酵母、麹、温度等狙った味を目指し組み合わせます。
しかしながら白石君は『作為的に醸造したくないんです！』・・・・・ええええええ？
私『どうやって作為的に造らない様にするの』※質問も意味がわかりません(笑)
白石君『畑に数種類一緒に育てます。そうすれば狙えず自然な味が出来る可能性があります。』
上記の様な昔話を今回の作品をテイスティングして思い出しました。
さつま芋を色により『紅系』『白系』『紫系』『橙系』の4つに分け、入手できた11品種の苗を堀地区の畑で混植栽培しました。
特定の品種の味わいが突出しないよう混植栽培し、地区の土の力、景観が悪じられるような味わいを目指しました。
単一品種を原料とした焼酎とは違った複雑な味わいが感じられると思います。
【原料芋】
約25％ 紅系・・・ベニハルカ、スズホックリ、アイコマチ、ヒメアヤカ
約25％ 白系・・・ジョイホワイト、七福
約25％ 紫系・・・種子島紫、フクムラサキ
約25％ 橙系・・・隼人芋、ハロウィンスイート、ジェイレッド
※密植栽培を行う事により小ぶりの芋を育てて香り、味わい共に芳醇で優しい味わいを目指します。
※堀地区の芋を使用。海に近い場所にある為に砂利で適度に保水性があり、良質の芋が栽培出来る土壌です。
米・・・令和3年度産 秋はるか
地元の契約農家が農薬や除草剤を使用せずに育てた自然栽培米使用。
麹・・・黄、白、黒麹使用。
酵母・・・自然発生
蒸溜器・・・木桶×錫蛇管90％
ステンレス10％
甘香ばしい香りが心地よく、ミディアムドライな味わい、
発酵時の乳酸由来の若干のヨーグルトフレーバー円やかさを与えています。
白石君のテイスティングコメントにはそれぞれの芋の特徴を感じられるとありましたが
凡人の私には感じられませんでいたが、複雑で自然な味わいです。
ロック、水割り、ソーダー割、お湯割りと幅広く楽しめますが
高アルコールを活かしたハイボールをおすすめ致します。
ネットショップ(500ML)
