飛良泉 飛囀 鵠 山廃純米吟醸原酒 type-C
秋田県 飛良泉本舗
税込価格: 720ml/1,980円 1.8L/3,850円
山廃純米吟醸原酒
27代目蔵元齋藤 雅昭専務が新しい味わいへの挑戦として手掛けたのが飛良泉 飛囀シリーズです。
飛囀とは一人前の蔵元として鳥ように「飛び」立ち、囀(さえず)りたい想 いから命名されました。
飛囀シリーズ第3弾『鵠 はくちょう』は酸味に特化する挑戦となりました。
今期はブラックを含めA,B,Cタイプの4種類をリリースしました。
今回ご案内するTypeCはA、B、Cの中で比較すると酸が丸みを帯びたしっとりとしたタイプです。
Aはフレッシュで酸味があるタイプ(発売時期が早かったということもあります)
Bはバランス系、甘みはやや控えめで綺麗な味わい。
Cは発売まで蔵の冷蔵庫でじっくり寝かせたことで酸が丸くなり、柔らかな仕上がりです。
白麹のクエン酸と及び低温での熟成期間による丸みを帯びた酸がまるで梅のようなニュアンスを醸成してくれています。
秋田県産酒こまちを麹50%、掛60%まで磨き白麹、リンゴ酸高生産性酵母、山廃モトで仕込みました。
白麹(クエン酸)+リンゴ酸高生産性酵母(リンゴ酸)+山廃モト(乳酸)という面白い組み合わせです。
白麹は同県の新政酒造が醸す亜麻猫を手本とし技術指導を頂いたとの事です。
穏かなグレープフルーツやリンゴの爽やかな香り、甘味を感じつつ刺激的なリンゴ酸が口を支配します。
中盤は3つの酸が融合しておしくらまんじゅうをしています。
仲が良いのかは知りませんが、まとまっております(笑)後半はクエン酸が存在感を出す、爽やかな酒質です。
甘味と様々な酸を楽しめる個性的な酒質ですが、数値ほどは激しい酒質ではなく、まとまりのある爽やかな酒質です。
必ず良く冷やしてお飲みください。
酸に特化した作品なので常温だと酸が和らいでしまい蔵元の狙った味わいと異なる味わいとなってしまいます。